間違いだらけのGH5外部マイク選び 値段で決めないほうが良い理由
GH5の動画記録性能は4Kムービーを秒間60コマで記録できるようになっている。
この機能は2017年発売時点で世界史上初だ。
しかし、動画記録では無視できない音声収録の性能はどうなったのだろうか?
やはりこれまで通り、一眼カメラの弱点であるホワイトノイズやオートフォーカスの駆動音にGH5ユーザーも悩まされるのだろうか?
ここではGH5の録音性能とクリアな音声を収録するための方法を解説しよう。
Panasonic ミラーレス一眼カメラ ルミックス GH5 レンズキット
XLRコネクターが利用できるようになったGH5
実はGH5の内蔵マイクは結構優秀になっている。
風切音あるいはAFの動作音などボディからの防音対策にはGH4よりも優れている。
しかしマイクが上部に付いているため、撮影方向の音が拾いにくくなったこともあるようだ。
やはりこれまで通り内部マイクに満足できないのなら外部マイクを使うしかない。
GH4では外部マイクはピンジャックで接続していた。
GH5ももちろん外部マイク端子は用意されている。
しかし、外部マイクは性能差が大きい。
製品によってはGH5の内蔵マイクの方がマシなこともあるぐらいなのだ。
そのためGH5では外部マイクを使うのなら多少値段は高くても、性能の良いものにするのが本筋となった。
特にGH5は、DMW-XLR1というアダプターを使うとXLRタイプコネクターの外部マイクを使える。
XLRタイプコネクターの外部マイクは価格は高いが、安いものとは一線を画しており音質は驚くほどクリアになる。
Panasonic XLRマイクロホンアダプター ルミックス DMW-XLR1
XLRタイプコネクター DMW-XLR1の接続方法
ところで、XLRタイプコネクターの外部マイクを使う時に必要なアダプターDMW-XLR1は、GH5の上部にあるホットシューへ取り付ける。
電源はカメラ本体から供給されるので、電池等は使わなくて済む。
このアダプターを装着すると結構嵩張るが、その上に外部マイクを乗せると更に嵩張る。
しかしこの面倒はXLRタイプコネクターの高性能マイクを使って録音した音声を再生してみると、二度と値段の安いマイクを使う気にならなくなるはずだ。
この動画はユーチューバーの瀬戸弘司さんがDMW-XLR1のレビューをしてくれている。
瀬戸さんは音声収録に相当なこだわりを持っておられ、過去の動画出は数々の外部マイクをレビューされている。
動画ではDMW-XLR1の特長と性能が非常に良くわかるので、DMW-XLR1の購入を検討している方は是非見てみよう。
業務用カメラと同等の性能を持つDMW-XLR1
XLRコネクターのマイクからDMW-XLR1へ入ってきた音声信号は、DMW-XLR1内部でアナログ・デジタル変換される。
1つの例としては、96kHz/24bitという今流行りのハイレゾのデジタルデータに変えられて、GH5のメモリーカードに映像データと共に記録することができる。
このように前モデルは使えなかった高性能なXLRコネクターの外部マイクが、GH5ではアダプター経由で使えるようになった。
余談だが、GH5にXLRタイプコネクターの外部マイクを装着して業務用の動画撮影に使っているプロのビデオカメラマンが増えている。
音声を重視するのならDMW-XLR1アダプターと値段は高くても高性能のXLRタイプコネクターの外部マイクを組み合わせるべきだろう。
Panasonic XLRマイクロホンアダプター ルミックス DMW-XLR1
業務用マイクをGH5に装着できるアダプター
カメラのバッテリーから給電。電池は不要
クリアな音質で収録できます
オススメのXLRコネクター外部マイク