実はGH5にはフォーカス合成機能が備わっている。
マクロ撮影初心者でも完全にフォーカスが合った美しい写真を撮ることができる。
撮影した後に好みのフォーカスポイントを選択できるフォーカスセレクトを使って撮影し、そのデータをもとにフォーカス位置の異なる複数の画像を合成することができるのだ。
マクロ撮影ではピントの範囲が狭くボケすぎる写真になりがちなのだが、フォーカス合成を使えば被写体が大きく全体的にピントの合った写真を撮ることができる。
パナソニック公式HP:GH5特長|フォーカス合成から引用しています
GH5を手に入れたらマクロレンズを使ってみたくなるだろう。
実はマクロレンズの購入を検討した場合、何点か注意するべきことがある。
ここではGH5のマクロレンズ選びで知っておきたいポイントを解説しよう。
Panasonic ミラーレス一眼カメラ ルミックス GH5 レンズキット
この動画はユーチューバー瀬戸弘司さんの「レンズ選びの際に知っておくと役立つ「最大撮影倍率」について力説する動画 」だ。
マクロレンズを選ぶときに最短撮影距離と最大撮影倍率は必ずチェックしておきたい重要な項目だ。
よく分からない方はこの動画を視聴してみよう。マクロレンズの選び方が分かってくるに違いない。
マクロレンズは近接撮影用に設計されているので、一般的なレンズより近くの被写体を撮影するのに適している。
GH5に合うマクロレンズはパナソニック純正でルミックス G MACRO 30mm/ F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.があるが、ここではM.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroをオススメする。
何故他社のレンズなのかは、おいおいわかると思うが、GH5はマイクロフォーサーズマウントを採用している。
だからパナソニックの交換レンズのほかにオリンパスのフォーサーズレンズも装着可能になっているのだ。
OLYMPUS マイクロフォーサーズレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroは、見た通りM.ZUIKOすなわちオリンパスのレンズだ。
30mmの焦点距離は、35mmカメラに換算すると60mm、画角が40度となり標準系マクロレンズになる。
開放絞りのF3.5は少し暗い感もしないわけではないが、マクロレンズはこんなものだ。
なにしろマクロ撮影は絞り込んで撮影する機会が多いから特に問題はない。
このマクロレンズの特長は、最大撮影倍率が大きくて被写体の拡大画像が得られることや、AFの動きが速いので撮影機会を逃さないこと、そしてレンズを通して得られる画像はきわめて綺麗であり、かつボケ味も良いところだ。
写真はFlickrのM.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro作品から引用しています。
それから近接撮影でよく使われるフォーカスブラケットモードにも対応している。
これは、同一被写体に対してピントをずらして複数枚撮影する機能だが、後で画像を加工することで全てにピントの合った写真が作れる。
さて、このマクロレンズ単体でどの位近くが撮影できるのだろうか。
スペック表によれば、最短撮影距離は9.5cmで撮影倍率は1.25倍とある。
撮影倍率は35mmカメラに換算すると2.5倍になるので、被写体のディテールを余すことなく撮影できるだろう。
重さは128gで径や長さはどちらも6cm程度とコンパクトだ。
他社製とは言え、GH5で近接撮影するのにはおすすめのマクロレンズだろう。
OLYMPUS マクロレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
✅GH5にも装着できるオリンパスマクロレンズ
✅35mm判換算2.5倍の撮影倍率
✅フォーカス合成対応のレンズ