パナソニックのGH4などのデジタル一眼カメラで動画を撮るとき、ついつい画質ばっかりに意識しがちだが、音声も気を付けなければいけない。
というのも全ての一眼カメラは写真を撮ることがメインで開発されてきているので、動画機能は充実しているが、内蔵のマイクの性能はまだまだといったところだ。
これは4K映像が撮れるようになったルミックス GH4も例外ではない。
そのため、本格的に音声入りの動画を撮りたいならば、外付けの外部マイクを利用することが望ましい。
このエントリーではどんな外部マイクを選べばよいかポイントをまとめている。外付けマイクを購入する場合はぜひ参考にしてほしい。
パナソニック LUMIX GH4 標準ズームレンズキット
この動画ではユーチューバーの瀬戸弘司さんがGH3用に購入した純正のガンマイクと純正ショックマウントをレビューしている。
パナソニックGH4の外部マイクの選択は、まずは小型であることが重要だ。
GH4のコンパクトなボディに対してマイクが大き過ぎると実に不格好だ。
外付けマイクはたくさん販売されているが、想定しているよりも小型のマイクを選んだほうが良い。
もし大きいマイクしかないならば、別途マイク用のスタンドやリグを用意して、カメラのホットシュー部分ではなく横に装着するなどの工夫が必要となるだろう。
また、外付けマイクは撮影シーンによって使い分けることも重要だ。
インタビュー動画の撮影や、対談動画の撮影でもそれぞれ撮影するシーンや撮影する空間によって適当なマイクは違う。
例えば、一眼レフ用の外付けマイクで人気のRODEマイクで比較して見てみよう。
今回比較してみるのが以下の二機種だ。
A:RODE VideoMicro 超小型コンデンサーマイク
一眼レフカメラ用の超小型コンデンサーマイクだ。一眼レフよりも小型化するミラーレス一眼の音声収録用マイクと言ってよいだろう。
B:RODE VideoMic Rycote コンデンサーマイク
やや大きめになるが、こちらも人気の外付けマイクだ。電源:9Vアルカリ電池で供給する。
共に2万円以内で購入でき、軽さと小ささが特徴的なコストパフォーマンスの高い外付けマイクだ。
Aの超小型コンデンサーマイクは本体重量は42gほどで、見た目がカワイイ感じになるところが良い。
ウィンドウジャマーもセットになっているのでお得感がある。
超小型コンデンサーマイクは電力をカメラの電源から供給するタイプだ。
指向性能はBのRycoteコンデンサーマイクに劣るものの、電池を必要としないので面倒くさくなくてよい。
カメラの内蔵マイクよりも感度が良く、きれいな音が撮れるだろう。
これに対してBのRODE RycoteコンデンサーマイクはAに比べて値段も高いが、さらに音はクリアになる。
一眼カメラのムービー撮影に使うサイズとしてはこのRycoteコンデンサーマイクぐらいの大きさが恐らく限界ではないだろうか。
これ以上大きくなるのであればリグで装着することになるだろう。
この二つのマイクの特長の違いは感度と電源の違いである。
RODE Rycoteコンデンサーマイクは9V電池が必要である。
Aに比べて電池を用意する手間と費用がかかる。
しかし考えてみればバッテリーの消耗が早い一眼カメラの動画撮影で、マイクの電源もカメラのバッテリーから供給するとなると消耗はさらに早くなる。
電池はそんなに高いものではないので、クリアな音とカメラのバッテリーの消耗を心配しなくてよいRycoteコンデンサーマイクは、Aの超小型コンデンサーマイクに比べるとプロの撮影現場向きであるとも言えるのである。
RODE Rycoteコンデンサーマイク
✅クリアな音質
✅ハイパスフィルター搭載。ホワイトノイズも軽減
✅電池が必要。プロ仕様
いずれにせよ音声も含めて完璧な動画を撮りたいなら、まずは性能、スタイリッシュさ、そして電池などの補充のしやすさなどを見る。
そして総合的に判断して自分に合う製品を購入するのが失敗しない外付けマイク選びのコツであると言えるのではないだろうか。