LUMIX G9 PROはボディ単体ととレンズキットの二種類で販売されております。
値段が6万円以上違うので、最初はボディ単体で購入して安いレンズを購入しようと考えるかもしれません。
しかしG9PROはレンズキットで購入したほうが断然お得です。
というのもキットレンズが非常に良いレンズだからです。
キットレンズはLEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.というレンズで2017年の2月に発売された製品です。
発売当初は数か月前に予約しても発売日に届かないほどで、現在も品薄状態が続いているようです。
ここではG9PROに合わせたいズームレンズ LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mmはどんなレンズなのか?
またGユーザーにおススメしたいレンズをまとめて紹介します。
Panasonic ミラーレス一眼カメラ ルミックス G9 レンズキット
この動画は、瀬戸弘司さんがPanasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0についてレビューしてくれてます。
動画の冒頭にVARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0とGH5による作例と5分30秒以降でレンズについて詳しく解説してくれています。参考になりますのでぜひ視聴してみて下さい。
このズームレンズの場合は、LUMIX G9 PROに装着しますと35mmカメラ換算で焦点距離が24mmから120mmになります。
LUMIX G9 PROでは、焦点距離を2倍すると35mm判換算ができます。
12mmの時の画角は84度と、ほとんど直角に近い広さを撮影できます。
60mmは画角が20度ですから、人の目で見ているものが2倍くらい大きく写せるでしょう。
写真のジャンルで言いますと、12mmから30mm位のズーム領域は、風景とかスナップなどを撮ると良いと思います。
30mmを超えて60mmまでは中望遠領域ですから、被写体のアップとか人物の撮影に向いているでしょう。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mmの仕様
レンズ構成 | 12群14枚(非球面レンズ:4枚、EDレンズ:2枚) |
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光学式手ブレ補正 | 〇 Dual I.S. 対応 |
最小絞り値 | F22 |
絞り形式 | 9枚羽根 円形虹彩絞り |
最大撮影倍率 | 0.3倍(35mm判換算:0.6倍) |
質量 | 約320g |
最大径×長さ | Φ68.4mm×約86mm |
写真は flickr LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH 作品から引用しています
絞り:F16 シャッタースピード:1/250 ISO:200 焦点距離:12mm
上の写真はこのレンズの広角端で撮影した写真です。
絞りをしっかり絞って虹を強調するような撮影をされています。
このレンズ絞りはF2.8-4.0でズームレンズにしては結構明るいので、光量不足の場所でも手持ち撮影ができたり、ボケを強調した表現が可能になります。
一方で上の写真のように絞りこんで撮影しますと、ピントの合う範囲が広くなりシャープに撮影できます。
このレンズはF22まで絞りこむことができるようになっています。
またキットレンズでありがちな周辺減光も起こっていません。
このレンズのF2.8-4.0はズームレンズにしては結構明るいので、光量不足の場所でも手持ち撮影ができたり、ボケを強調した表現が可能になります。
写真は flickr LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH 作品から引用しています
絞り:F2.8 シャッタースピード:1/160 ISO:200 焦点距離:12mm
同じようにズームを使わず広角端で撮影していますが、絞りを最大開放にすることで背景をぼかして撮ることもできます。
F2.8はボケ味が出すぎてボケボケになることはなく、あくまで扱いやすくキレイにボケ描写を引き出してくれるレンズです。
このレンズはオールマイティに使えるところがオススメしたい理由です。
ライカ DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0
✅5倍ズームで扱いやすい。
✅絞ればシャープ。開放2.8でキレイにボケる
✅G9PROと合わせて手ブレ補正が強力
マイクロフォーサーズレンズの場合、焦点距離が25mmくらいのズームで撮った写真は、人が普段見ているのと同じように写るので違和感がないと言われています。
ライカ DG VARIO-ELMARIT 12-60mmのようなレンズ以外にももう少し画角の広い広角と狭い望遠の範囲をカバーしているズームレンズを合わせて持っていると、それだけで多くの撮影シーンに対処できますよ。
外観は金属製で見惚れるくらい美しく評価も高いです。
それからズームリングやフォーカスリングの操作性の良さ、あるいは高速で正確かつ静かなオートフォーカスもイイですね。
描画性能については、このレンズを使い込んでいる人の評価は少し厳しめですが、一般的には解像度や各種収差において満足との意見が多く見られます。
35mmカメラで400mmと言えば超望遠レンズの範疇に入りますので、プロのスポーツ写真家が使うレンズです。
実際どの焦点距離でも、あるいはどの絞りでも均一な描画性能を発揮します。
そして望遠領域は、これ1本でカバーできるところもおすすめする理由です。
スナップ写真を撮るのには最適な焦点距離を得られるので、マクロ撮影とスナップ撮影を一本のレンズでこなしたいという方にはぜひオススメ。
被写体に近寄り遠近感が強調される写真も撮れるし、絞り込んで被写界深度を深くすることで風景写真も撮れます。